家を建てるにはまず何から始める?最初にすること4つのポイント

家を建てるにはまず何から始める?最初にすること4つのポイント

結婚して新しい新居を構えるタイミング、子どもが生まれて家が手狭になったなど、人生の大きなイベントを前にして「そろそろ家を建てるのもアリかな?」と思う方は少なくないはず。

その一方で、「家を建てるには何から始めればいいの?」と考える方もいるのではないでしょうか?ほかにも、「年収がまだ低く、お金はないけど家は建てられる?」など、費用面の心配をされる方も多いはず。そこで今回の記事では、

この記事で分かるコト
  • 家を建てるために最初にすること
  • 家が建つまでの流れや手順
  • 家を建てるための相場や必要な費用
  • はじめて家を建てる前に知っておきたい注意点

住まいづくりのすばらしい第一歩を踏み出せるように、家を建てるための準備や最初にすることを4つのポイントに厳選して、家づくりの流れや費用について分かりやすくご紹介します。

家を建てる大まかな流れを確認しよう!

家を建てるためにはどんな手順・流れで進めていくのか?まずは大まかな全体像を把握することからはじめてみましょう。

家を建てる手順・流れ・期間とは?

家を建てる手順と流れ、完成から入居までの期間をまとめた画像

家を建てる流れは大きく、「下準備」「計画」「設計」「工事」「完成」と5つのステップで進めていきます。家を建てる下準備を「1ヵ月~3ヶ月」掛けたのち、全体ではおよそ「1年~2年」の期間で家づくりを完成させます。

家を建てるには何から始めればいいの?」という方は、上記画像の

  • 住まいや暮らしのイメージ作り
  • 家づくりに必要な情報収集

この2つから始めてみましょう。詳しくは次のトピックでご紹介します。
また、家を建てるための流れや手順については、下記のページで詳しくまとめていますので合わせてご覧になってください。

家を建てる流れと手順「やることリスト」完全まとめ!資金計画から入居までの準備と手続き

家を建てる流れと手順「やることリスト」完全まとめ!資金計画から入居までの準備と手続き

2019.09.04

家を建てるための準備・最初にすること

家を建てるためにまず最初にすること、それは「住まいや暮らしのイメージ作り」と「家づくりに必要な情報収集」の2つです。それともう一つを加えるなら、

家を建てる一番いいタイミングってどんな時期?」など、家づくりを行動に移すタイミングを気にする方もいるのではないでしょうか。こうした疑問も「家づくりの下準備」で解消しておきましょう。

家を建てる時期・ベストなタイミングとは?

注文住宅購入者の年齢をまとめた画像

出展:住宅金融支援機構「2020年度フラット35利用者調査データ」

上記の画像は、住宅金融支援機構が公表する「2020年度フラット35利用者調査」データのうち、注文住宅購入者の「平均年齢」をまとめたものです。

このデータによると、40歳を目前にした「35歳~39歳」に家を建てた方が一番多いですが、20代で家を建てたという方も一定数いることが分かります。つまり、家を建てるタイミングは人それぞれで、年齢の変化が大きな理由にはならないということです。

家を建てようと思ったきっかけ・理由ランキング

家を建てようと思ったきっかけ理由ランキング

出展:リクルート住まいカンパニー「住宅購入・建築検討者調査(2020年版)」

上記の画像は、リクルート住まいカンパニーが発表した「2020年版・住宅購入・建築検討者調査」データをまとめたものです。

このデータによると、家を建てようと思ったきっかけ・理由でもっとも多かったのが「結婚(16%)」、続いて「在宅勤務になった/増えた(14%)」、「第一子出産(8%)」、「同棲(6%)」という結果でした。(※特にないを除く)

  • 1位:結婚
  • 2位:在宅勤務になった・増えた
  • 3位:第一子出産
  • 4位:同棲
  • 5位:自身/配偶者の就職・転勤
  • 6位:賃貸物件の更新・値上げ
  • 7位:自身/配偶者の転勤

主に、結婚や出産といった家庭環境の変化、そして仕事環境の変化が家を建てる大きな理由になっているようです。

さて、「あなたはどんな理由で家を建てようと思いましたか?
次のトピックでご紹介する「理想の暮らし・住まいのイメージ作り」をしっかりとした形にするために、この家づくりの理由や動機を具体的にしておくようにしましょう。

理想の暮らし・住まいのイメージ作り

家を建てる理由がはっきりとしたら、次は「新しい住まいでどんな暮らしがしたいのか?」家づくりのイメージを家族全員で話し合って具体的にしていきます。まず始めに、家族全員がいつでも見られる「家づくりノート」など、形に残るものを用意するのも有効です。

1. 今の暮らしの不満をまとめる

家づくりを考えるようになった「動機」や「理由」を思いつく限り書き出して、「今の暮らしの不満」を具体的にまとめていきます。これらの不満を具体的にすることで、次の「家づくりの希望」をハッキリとさせられるようになります。

2. 家づくりの希望をリストアップする

「住みたい地域」「家の広さ・部屋数」「間取りやデザイン」、また「子育てしやすい家」や「利便性のいい都市部の暮らし」といった住まいづくりのテーマなど、ざっくりと大きな希望から徐々に細かな希望へと詳細をリストアップして行きます。

3. 間取り・デザイン・設計の優先順位を決める

リストアップした家づくりの希望に優先順位をつけていきます。「立地」「間取り」「内装」「外観」「構造」「設備」と大きく6つに分類すると優先順位を決めやすいです。また、内装や設備といった変更できるものは後回しにして、立地・間取り・構造といった後で変更できないものから進めるとスムーズです。

4. 住宅カタログ・商品プランの画像からイメージに近い家を調べる

家づくりのさまざまな希望に優先順位が決められたら、次はイメージに近い家の画像や写真を集めていきます。たとえば間取りであれば、リビング階段や吹抜け、キッチンや水まわりのレイアウトなど、直観的にイメージに近い写真が見つかれば家づくりノートにまとめていきます。また、工務店やハウスメーカーの商品プランを参考に、住宅カタログを取り寄せるのも有効です。

5. 家族全員でイメージを共有して住まいの全体像を固めていく

家族全員の希望をまとめて優先順位を立てていくのは大変な作業ですが、納得できる家づくりを目指してトコトン話し合って全体像を固めていきましょう。ただし、家族全員の希望をすべて叶えようとすると大幅な予算オーバーが予想されます。しっかりと話し合って外せないポイントと妥協できるポイントを分けて考えられるようにしましょう。

家を建てるために必要な情報収集

住まいのイメージづくりと並行して、家を建てるために必要な情報収集をじっくりと時間をかけて行いましょう。さまざまな方法がありますが、「インターネットの活用」から「住宅展示場の見学」と、段階的に進めていくのがオススメです。

インターネットを活用した情報収集

家づくりの基礎知識を身に付けるのに最適な方法が「インターネットの活用」です。このページでご紹介しているような「家を建てるための準備」にはじまり、「土地・建物の費用相場」や「ハウスメーカーの口コミ評判」など、家を建てるために必要な情報を誰でも簡単に手にすることができます。

  • 土地探し・費用相場の比較なら「SUUMO」
  • 間取りや住宅プランの比較なら「各ハウスメーカーHP」
  • 住宅カタログの一括請求なら「ライフルホームズ」

この他、インスタグラムやピンタレストといったSNS・画像サイトを活用するのも有効です。

住宅展示場に足を運んでみる

家づくりのイメージがある程度固まってきたら、大手ハウスメーカーが開催する住宅展示場へ実際に足を運んでモデルハウスを見学してみるのもオススメです。インターネットでは見えてこない実際の住み心地や使用感を疑似体験できます。

ただし、モデルハウスは基本「グレードの高い設備」が整っていたり、担当者から「強めの営業トークを受ける」など、独特の雰囲気に流されてしまいがちです。そのため、

  • 家を建てるための必要な知識を身に付ける
  • 住宅メーカーの候補がある程度決まっている
  • 住宅展示場での目的がハッキリと決まっている

など、家づくりの準備が整ってから住宅展示場に足を運ぶようにしましょう。

家を建てるための費用・相場を知ろう!

家づくりにおける一番の悩みといえば「費用」や「予算」といったお金の心配ではないでしょうか。「家を建てるための費用や相場はどれくらい?」まずはこうした疑問をできるだけ早く解決させて、しっかりとした「家づくりの資金計画」を立てれるように必要な知識を身に付けましょう。

家を建てるための相場はいくら?平均年収は?

地域 建物代 準備資金 世帯年収
全国平均 3533.6 万円 617.7 万円 594.2 万円
三大都市圏 3739.3 万円 690.8 万円 619.2 万円
首都圏 3808.5 万円 749.8 万円 629.5 万円
近畿圏 3741.5 万円 647.6 万円 617.3 万円
東海圏 3606.3 万円 622.8 万円 601.5 万円
その他地域 3355.9 万円 554.6 万円 572.6 万円

出展:住宅金融支援機構「2020年度フラット35利用者調査データ」

上記の表は、住宅金融支援機構が公表する「2020年度フラット35利用者調査」データのうち、注文住宅を建てるための「建物代」「準備資金」「世帯年収」、それぞれの平均をまとめたものです。全国平均でみると、

  • 家を建てるための費用相場は「3534万円
  • 家を建てるための準備資金は「628万円
  • 家を建てた家庭の世帯年収は「594万円

というデータを参考にすることができます。
また、家を建てる費用は「建物代」だけでなく「土地代」も大きな比率を占めます。土地ありと土地なし、それぞれの家を建てる費用を見てみましょう。

土地ありと土地なし、家を建てる費用はどれだけ違う?

地域 土地あり 土地なし 差額
全国平均 3533.6 万円 4397.3 万円 863.7 万円
三大都市圏 3739.3 万円 4813.6 万円 1074.3 万円
首都圏 3808.5 万円 5162 万円 1353.5 万円
近畿圏 3741.5 万円 4539.7 万円 798.2 万円
東海圏 3606.3 万円 4412.2 万円 805.9 万円
その他地域 3355.9 万円 3949.2 万円 593.3 万円

上記の表は、注文住宅を建てるための費用のうち「土地あり(土地を持っている人)」と「土地なし(土地を持っていない人)」、その「差額」をまとめたものです。

全国平均の費用相場でみると、土地を持っている人の建物代は「3533.6 万円」なのに対して、土地を持っていない人の費用は「4397.3 万円」、その差額は「863.7 万円」という結果でした。

地域別でみると、土地の価格が高い首都圏では「1353.5 万円」もの大きな差額になることが分かります。家を建てる地域によって建物代と土地代をあわせた総額費用が大きく違ってくることを覚えておきましょう。

また、家を建てるための費用や相場については、下記のページで詳しくまとめていますので合わせてご覧になってください。

家を建てる費用はいくら?注文住宅の相場を予算別に解説します

家を建てる費用はいくら?注文住宅の相場を予算別に解説します

2019.09.06

お金はないけど家を建てたい!年収が低い・頭金なしでもマイホームは建てられる?

家づくりを検討する方の中には「20代で年収がまだ低く十分な預貯金もない」という方もいるのではないでしょうか?

まず、家を建てる方の多くは住宅ローンを利用します。
住宅ローンの借入額の目安は「年収の6倍程度」と言われていて、頭金やボーナス払いナシでも借りられるケースは多くあります。つまり、

年収が低く頭金ナシでもマイホームは建てられます。

ただし、住宅ローンで借入上限が低く十分な費用を用意できないケースが考えられるため、無理のない資金計画を立てる必要があります。また、建てられる家の選択肢も限られるため、「ローコスト住宅」「規格型の住宅プラン」を候補と考えてみるといいでしょう。

まずは、現在の年収をふまえて返済計画と費用のシミュレーション、予算に収まる住宅プランを探してみるといいでしょう。

家を建てる前に知っておきたい5つの注意点

多くの方にとって家を建てるのは初めての経験となるはず。
はじめての家づくりだからこそ、誰もが後悔しないように入念な準備を進めているはずなのに、「住んでみたらイメージと違った」「想定以上の費用がかかった」など、失敗したと感じる人は意外と多くいます。

では、家づくりの失敗ケースとはどんなことでしょうか。また後悔しないためにはどのようなことに注意するべきか?最後に、家を建てる前に知っておきたい!4つの注意点をご紹介します。

家づくりの依頼先・会社選びについて

理想の家を建てられるかどうか?」この大半は、家づくりを依頼する会社選びにかかっています。その代表的な依頼先は大きく「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」3つです。

ハウスメーカー 工務店 設計事務所
デザイン・設計力
プランニング
施工技術
アフターサービス
坪単価 30万~80万円以上 30万~100万円 70万円~
ハウスメーカー

ハウスメーカーの大きな特徴は、家づくりの品質とコストのバランスが優れていること。大量生産によるコストダウンと工場生産による安定した品質で、コストパフォーマンスの良い家づくりができます。また、アフターサービスが充実しているのも大きな魅力です。

工務店

工務店の大きな特徴は、予算に応じた無駄のない家づくりができること。地元に密着した形態が多く、その土地や環境に合わせた早い対応で安心感の高い家づくりができます。一方で、ハウスメーカーと比べるとデザイン・設計力が劣り、職人さんの技術によって品質が左右されがちです。

設計事務所

設計事務所(建築家)の大きな特徴は、優れたデザイン・設計力・企画力で世界にひとつだけの家づくりができること。とくに、変形地や狭小地など条件の厳しい土地であっても、要望に合わせたプランニングを提案してくれます。一方、ハウスメーカーや工務店と比べるとデザイン費や設計費が上乗せされるため建築費用は割高です。

家づくりの代表的な依頼先をご紹介しましたが、それぞれメリットがあればデメリットもあります。家づくりのイメージ、予算のバランス、土地の広さや形状など、条件に合ったピッタリの依頼先を見つけるようにしましょう。

土地の選び方・費用のバランスについて

家を建てるにはまず、土地を購入しなくてはいけません。
家を建てる手順・流れ・期間とは?」でご紹介したように、家を建てる流れとしては「土地探し」が先に来るため「建物の設計」は土地選びが終わってからと思われがちです。

しかし、土地の活用にはさまざまな条件があり、高さや広さの制限などによってイメージしていた家が建てられないケースがあるのです。そのため、

土地探しと家づくりはセットで計画を立てるようにしましょう。

建ぺい率や容積率、建物の高さ制限など、法的な土地の条件を予め知っておくことで、制限に収まる建物のプランニングができ、想定外のトラブルを避けることができます。

また、土地代と建物代の費用のバランスを知っておくことも重要です。
この土地代と建物代の費用の割合、ちょうどいいバランスが「3:7」、もしくは「4:6」と言われています。土地を購入した後になって、

  • 地盤調査や改良工事の費用が多く掛かってしまった
  • 準防火・防火地域で余計なオプション費用が掛かってしまった

など、スタート時点から費用のバランスがいびつな形になってしまう可能性が十分考えられます。土地選びと家づくりをセットで考えるようにして、それぞれの依頼先に相談するようにしましょう。

予算決め・住宅ローンの支払いについて

家づくりにおける大きなトラブルのひとつが「予算や支払い」の問題です。
家を建てる方の多くが住宅ローンを利用して、月々の支払いで返済していきます。当初、無理のない返済計画を立てられたと思っていても、仕事や生活の環境は徐々に変化をしていきます。たとえば、

  • 世帯年収から住宅ローンの借入を計算していたが、出産のタイミングで妻の収入が減少。家計のやりくりが難しくなった。
  • 繰り越し返済を続けた結果、子どもの養育費・学費を十分に用意できないことにあとで気付いた。

このようなお金のトラブル、決して珍しくもありません。

こうしたトラブルに陥らないために、家づくりの費用や予算、住宅ローンの支払いを決める際は、「費用のシミュレーション」だけでなく「人生設計シミュレーション」も一緒に計画立てるようにしましょう。

間取り・デザイン・設備について

理想の間取りに仕上げたはずなのに、いざ新居での生活をはじめてみると「なんだか使いづらい」「思っていたのと違った」など、何かしら失敗したと感じる人は少なくありません。

また、間取りの失敗と同じくらいデザインや設備について何かしら不満を感じている方も多いです。こうした失敗をしないためには、

  • 家づくりブログ・SNSを参考に失敗・後悔の事例を知ること。
  • 理想のイメージに近いデザイン・間取りの画像素材を多く集めること。
  • 間取りアプリ・間取りシミュレーションサイトを活用すること。
  • 流行りのデザイン・素材の色使い・アクセントを参考にすること。
  • メーカーごとの最新設備の特徴に詳しくなること。

などです。

何よりも「家族全員が納得できる間取りに近づけること」を意識してみましょう。

もし、土地の条件と家づくりのイメージが固まっている方であれば、プロの間取りプランナーに依頼をしていくつかのパターンを取り寄せてみるのも有効な手段です。

家の性能・品質について

快適で、安全に、長く暮らせる家を建てるためには「性能や品質」へのこだわりが必須の条件です。一言に、性能・品質といっても、「耐震性」「耐久性」「断熱性」「気密性」「耐火・防火性」「防犯性」「省エネ・創エネ」など、その評価項目もさまざまです。

耐震性 耐震性とは、地震が起きた際の揺れに対する強さを表す度合いのことで、「耐震」「制震」「免震」の3つの構造に分けられています。また、耐震性を評価する指標として、1級から3級までの「耐震等級」があります。
耐久性 耐久性とは、家の寿命や強さを表す指標のことで、先ほどの「耐震性」、続く「断熱性」「気密性」に大きく関わっています。家を大切な資産として考えた場合、この耐久性の高さが大きなポイントになってきます。
断熱性 断熱性とは、熱の伝導を防ぐ強さのことで「Ua値」という指標の高さによって評価されます。断熱性の高い家は、外気に接する外壁・屋根・窓から熱が逃げにくい設計がされます。夏は涼しく冬は暖かい、そんな省エネで快適な住環境をつくることができます。
気密性 気密性とは、家の密閉性のことで「建物のすき間を無くした状態」を表す指標です。気密性の高さは「C値」という値で評価され、先ほどの「断熱性」と「換気」とセットで考えられることが多いです。
耐火・防火性 耐火・防火性とは、火災が起きたときの「燃えにくさ」を評価するもので、建物の倒壊や周囲への延焼を防ぐ構造のことを指しています。
防犯性 防犯性とは、泥棒や空き巣への対策の度合いを表す指標です。一般的に、窓・玄関・ベランダ・バルコニーなど外部からの侵入に対して防犯対策がなされます。
省エネ・創エネ 省エネとは、一般的に家の断熱性・気密性を高めて冷暖房機器の消費エネルギーを抑える仕組みのこと。一方で創エネとは、自らエネルギーを作り出す設備・仕組みのこと。
この省エネ・創エネを備え、一次エネルギー消費ゼロを目指した住宅のことを「ZEH(ゼッチ)住宅」といいます。

家づくりの依頼先を選ぶとき、また設備を検討する場合には、こうした住宅性能の高さについても注意深く検討するようにしましょう。

また、家の性能や品質にこだわる大きなメリットとして、住宅性能の一定評価を獲得した「長期優良住宅」、消費エネルギー削減基準を満たす「ZEH住宅」の認定されると、国から「補助金」を受取れるなど、さまざまな優遇精度を利用できるようになります。

まとめ

家を建てるために最初にすること・始めること」をテーマに、家づくりの流れや準備、費用や相場、知っておくべき注意点などをご紹介してきました。いかがでしたか?

家を建てるには何から始めればいいの?」といった疑問、少しは解消できたのではないでしょうか?ご紹介した内容をまとめると、

この記事のポイントまとめ
家を建てるための流れ・手順とは?

家を建てる流れは大きく、「下準備」「計画」「設計」「工事」「完成」と5つのステップで進めていきます。家を建てる下準備を「1ヵ月~3ヶ月」掛けたのち、全体ではおよそ1年~2年の期間で家づくりを完成させます。

家を建てるために最初にすることとは?

家を建てるためにまず最初にすることは、「住まいや暮らしのイメージ作り」と「家づくりに必要な情報収集」の2つです。また、家づくりのイメージを具体的にするために、「家を建てようと思った動機やきっかけ」も一緒に考えることも大切です。

家を建てるための費用・相場はいくら?

家を建てるための費用相場は全国平均で「3534万円」、準備資金は「628万円」、世帯年収は「594万円」です。

また、土地なしの費用相場でみると「4397.3 万円」、土地ありと土地なしの差額は「863.7 万円」という結果でした。

家を建てるための注意点とは?
  • 家づくりの依頼先・会社選び
  • 土地の選び方・費用のバランス
  • 予算決め・住宅ローンの支払い
  • 間取り・デザイン・設備
  • 家の性能・品質

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