【新築の間取り例】成功事例から考える!注文住宅の間取りの決め方

【新築の間取り例】成功事例から考える!注文住宅の間取りの決め方

家づくりにおいて、一番重要と言っても過言ではない「間取り」。マイホームの暮らしを大きく左右する間取り決めは、誰しも失敗・後悔したくないと思うものです。

しかし、家づくり経験者の中では
家事の効率が悪くて時間がかかる」「収納が足りなくていつも物が散らかっている
子どもが産まれたら/成長したら間取りに不満が出てきた」という声をよく耳にします。
このような失敗は、家を建ててから変えようとすると高額な費用がかかったり、リフォームでは対応できないケースも多々あるため、設計の段階で将来を予測することが重要になります。

ここでは、家事を効率化するための”家事動線“と、家を広く感じるための”収納“にフォーカスを当て、多くの方が取り入れている「間取りの成功例」を元に、便利な間取りを作る工夫やアイデア、間取りで成功するために重要な”3つの考え方”、そして家族構成別で理想の間取り図をご紹介します。


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【新築の間取り成功例 1】暮らしやすい間取りは”家事動線”と”収納の工夫”が特徴

成功している間取りは”家事動線”と”収納”を重視している一方で、マイホームを建てた方の多くは、この2つに関する後悔を感じているのも事実。

よくある「キッチンと脱衣所が遠くて料理の合間に洗濯ができない」「LDKを広くするために収納スペースを削ったら、物が溢れて逆に狭く感じる」といった失敗は、この家事動線と収納をうまく考慮できていないことが原因です。

しかし、これから新築の間取りを考える、現在間取りを考えている途中だという方は、ちょっとしたアイデアでこれらの失敗を防ぐことができます。
水回りの行き止まりを無くして「回遊動線」にする、”とりあえず”で片付けられる「リビングクローゼット」を設けるなど、ここでは、このような家事動線と収納に着目した「9つの間取りアイデア」をご紹介します。

家事動線を考慮した間取りテクニック4選

水回りを集めて効率化&コストダウン

まずご紹介するのは、「水回りをまとめて配置する」というアイデアです。キッチンやお風呂、脱衣所などの水回りをまとめて配置することで、家事の効率化だけでなく、新築時の配管工事費も削減することができます。

水回りをまとめて配置した間取り図

上の間取り図のように、「お風呂→脱衣所→キッチン」を一直線に配置することで、

  • 洗濯機を回しながら料理ができる
  • 朝食を作りながら子どもの身支度を手伝える

といったメリットがあり、家事の時短・効率化を図ることができます。
また、勝手口の先にバルコニーがあれば、階段を登ること無く直線移動で洗濯物を干すことも。

一方デメリットと言えば、扉が2箇所ある部屋(上図の場合は脱衣所)には鍵が2つ必要になる、扉のせいでタンスなどを置く場所が制限されるということでです。多くの方がデメリットに対してメリットの方が大きいと感じる間取りだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

家事が楽になる「回遊動線」

回遊動線とは、行き止まりがなくグルグル回れる間取りを意味します。
最近では、「移動がラク」「部屋が広くなる」と言う理由から、廊下を少なくして部屋から部屋へ行き来できる間取りが流行していますが、その廊下の少ない間取りの多くは回遊動線が採用されています。

中でも多くの方が取り入れている回遊動線といえば、「キッチン→脱衣所→廊下→リビング」が回遊できる間取りです。

回遊導線の優れた間取り図

このように、LDKと脱衣所をグルグル回れるようにすることで、どの部屋でも引き返す必要がなく、普段の移動・家事での移動を最小限に抑えることができます。また、回遊動線の中に階段も含めると、重い洗濯物をベランダへ運ぶ距離も短縮できるのでオススメです。

注意点としては、「回遊できるメリット」を考えること。例えば下の間取り図では、回遊動線が小さすぎてあまり時短にならないだけでなく、キッチンと脱衣所をつなぐ扉のせいで収納スペースが削られてしまっています。

回遊導線が小さく時短にならない、収納スペースが削られた間取り図

回遊動線を取り入れる際は、どれくらいの移動距離が短縮できるのかを考え、扉が増えるデメリットと比較してから採用しましょう。

洗濯の動線を”点”にする「ユーティリティスペース」

ユーティリティスペースとは、取り込んだ洗濯物を一時的に置いたり、アイロンがけスペースとして活用したり、室内干しに使ったりなど、いわゆる「何でも空間」のことです。

洗濯物を畳むために、わざわざ和室やリビングへ移動する必要がなく、室内乾燥機があればそのまま部屋干しができ、収納スペースを設ければそのまま衣類をしまう事もできます。この一室で洗濯に関すること全てが完結するため、洗濯の動線を”点”に変える画期的な間取りと言えます。

また、「晴れている日は外で干したい」という方にオススメなのが下の間取り図です。洗面所から繋げたユーティリティスペースに、物干しスペースとウォークインクローゼットを併設することで、「洗面所の服を洗濯機へ→洗濯機から物干しスペースへ→物干しスペースからWICへ」というように、洗濯・外干し・収納を少しの移動で済ませることができます。

ユーティリティスペースを活用した間取り図

また、このユーティリティスペースをキッチンの近くに配置すれば、料理の合間に洗濯機を回せるだけでなく、畳んだり干したりすることも可能になるため、”洗濯”という手間のかかる家事が、片手間で終わる楽な家事になるはずです。一度体験すると、主婦の方にとっては欠かせない存在になるでしょう。

買い物帰りに便利な玄関に近いキッチン

重たい荷物を持った買い物帰り、やっと家に着いたと思っても、玄関からキッチンまでが遠いともう一踏ん張り必要になりますよね。そこで、キッチンを玄関の近くに配置して、買い物帰りの動線を短くすることをオススメします。
また、下の間取り図のように、パントリーやシューズクロークを挟むのもオススメです。

キッチンを玄関近くに配置した間取り図

玄関ではなくシューズクロークを経由して家に入ることで、靴が散乱していないキレイな玄関を維持できるほか、常温保存のものはパントリーの棚に置いて、冷蔵庫へ保存するものはキッチンへという流れで負担を減らすことができます。

また、パントリーに勝手口を設ければ、ゴミ捨ての動線も短くすることができるのでオススメ。スーパーの方向によっては、買い物時は勝手口から出入りしても良さそうです。

ここまでご紹介してきたように、「家事動線を考えた間取り」というのは「家事の移動距離が短い間取り」と言えます。日々の家事でどういった動きをするのか、どこからどこへ移動するのかを考えてショートカットを作れば、自然と家事動線が考慮された快適な間取りが完成するはずです。

収納を工夫する間取りテクニック5選

”とりあえず”で片付く便利な「リビングクローゼット」

数ある収納の失敗の中でも、特によく耳にする「LDKを広く取りたいあまり収納を削ってしまい、結局物が散乱して狭く感じる」という失敗。これを解決するのが「リビングクローゼット」です。

人間の感覚では「実際の広さ」よりも「物が少ない」ことで空間を広く感じるため、リビングクローゼットを設けて簡単に片付けられる環境を作ったほうが、LDKをより広く感じることができます。

また、リビングクローゼットは”とりあえず入れておく”だけでリビングが片付くため、急な来客時でも慌てることなく対応できるのも人気の理由です。次にご紹介する「ウォークインクローゼット」と兼用すれば、リビングで畳んだ洗濯物もスムーズに収納することができるので、ぜひ続けて目を通してみてください。

収納を”削る”ではなく”まとめる”「ウォークインクローゼット」

洗濯の動線を”点”にする「ユーティリティスペース」でもご紹介した「ウォークインクローゼット(WIC)」。各部屋に収納を設けるのではなく、WICの1ヶ所にまとめることで、部屋を広く取れるだけでなく、わざわざ洗濯物を各部屋に運ぶ必要もなくなるというメリットがあります。

ユーティリティスペースや洗面所と併設し、家事動線を考慮して配置すれば、洗濯が楽になるだけなく、朝は歯を磨いて着替える・帰宅時は手を洗って着替えるなど、毎日行う行動をスムーズに済ませることができます。また、壁や扉も1部屋分で済むため、新築時の材料費や人件費も削減できるという点も人気の理由のひとつです。

ウォークインクローゼットを配置して生活導線の優れた間取り図

しかし、WICには「歩くための空間がデッドスペースになる」というデメリットも持ち合わせており、出入り口が2つある場合は、その分収納力も落ちてしまうことになります。家の広さに余裕がない場合や、他の部屋を諦める必要がある場合は、WICを取り入れるメリットと、デッドスペースができる影響を比較して考えましょう。

玄関に靴が散乱しない「シューズクローク」

シューズクローク」とは、別名「土間収納」とも呼ばれる収納スペースです。
玄関に出しっぱなしになりやすい靴や傘、バッグやコートなどをスッキリ収められるほか、室内に収納するわけにはいかないけど、屋外には出しておきたいくはないベビーカー、スポーツ用品、子ども用自転車なども玄関の近くに収納することができます。

また、シューズクロークを通り抜けられるようにすれば、収納の中で靴を脱いで家に入ることができるため、靴箱が必要なく、玄関に靴が散乱することもありません。
加えて、「買い物帰りに便利な玄関に近いキッチン」でもご紹介したように、直接キッチンへ繋げれば重たい荷物を運ぶ距離を短縮でき、洗面所へ繋げれば靴を脱いでから手洗いまでの距離を短縮することができます。

シューズクロークを配置した間取り図

様々な使い方が考えられるシューズクロークですが、やはりデメリットは玄関が狭くなってしまうこと。また、風通しが悪いと臭いやカビの発生も考えられます。シューズクロークを取り入れる際は、「不便ではない広さの玄関」と「風を通す窓」の確保を忘れないようにしましょう。

「パントリー」で収納力&家事効率UP

パントリー」とは、常温保存可能な食材や調味料、収納しきれない食器などを収納する、いわゆる「食品庫」のこと。WICと同じく、キッチン周りの収納をひとまとめにすることで、常に綺麗なキッチンを保つことができます。

また、パントリーは通り抜けられるようにすることで、通路として兼用することもできます。先程ご紹介したシューズクロークと繋げたり、キッチンから脱衣所までの通路として使うことで、キッチンへのアクセス方法を増やし、家事をスムーズに行うことができます。

さらに、リビングやダイニングから見えない位置であれば扉を設ける必要もないため、最近では冷蔵庫や電子レンジといった家電製品までパントリーに納めてしまうケースも。ライフスタイルやこだわりに沿って柔軟に配置でき、コストパフォーマンスの高い収納スペースとして人気の間取りです。

しかし、人によって使い方が様々ということは、人によって必要ない場合もあります。冷凍食品の使用頻度が高い家庭や、常温保存の食材をまとめ買いしない人にとっては、あまりパントリーのメリットを感じられないかもしれません。
「とりあえずあれば便利」というわけではないので、あらかじめ自分のタイプや収納する予定の物を確認し本当に必要かどうかを考えて採用しましょう。

無駄なスペースを活用する「小屋裏収納・階段下収納」

屋根・天井・階段下などのデッドスペースを活用した「小屋裏収納」や「階段下収納」。どちらも無駄な空間を利用するため、わざわざスペースを確保する必要がなく、とりあえず作っておく人が多い人気の間取りです。

階段の位置がキッチンに近ければ、階段下収納をパントリーとして使ったり、洗面所に近ければ洗剤などのストック品の収納や、アイロンスペースとして活用する方法が考えられます。
また、小屋裏収納はクリスマスツリー、こいのぼり、雛人形、兜飾りといった季節モノや、クローゼットに入らないオフシーズンの衣類など、頻繁に取り出す必要の無いものを収納するのに最適です。

注意点としては、「出し入れが大変で使わなくなった」という失敗を防ぐため、小屋裏収納は階段なしで出入りできるタイプを採用し、収納の中にも照明を設けるようにしましょう。

【新築の間取り成功例 2】35坪での理想の間取り図!20畳のLDを確保するための工夫は?

ここでは、平均よりも少し小さい「延床面積35坪の家」での理想の間取りをご紹介します。マイホームに求める条件として、広いLDKが欲しいと思う方は多いはずです。しかし、実際に間取りを考え始めると、広いスペースを確保するのは意外と難しく、他の要望を諦めたり・妥協しなくてはならないケースが多々あります。

今回ご紹介する間取り図では、廊下を削って作った収納スペースや、2方向に入口がある2way納戸、そして家事動線が考慮された水回りなど、様々な工夫でスペースを確保し、35坪という平均より小さい家で20畳の広いリビング・ダイニングを実現しています。
広いスペースを確保するために役立つ間取りテクニックが詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。

35坪で20畳のリビング・ダイニングを実現!

35坪で20畳のリビング・ダイニングを実現した間取り図

出典:All About

1階の床面積が19.29坪、2階が16.02坪と、延べ床面積35.31坪の間取り。
一般的な目安としては、延床面積は38坪、LDKは20畳が平均とされている中で、延床面積35坪、キッチンを含まないLDで20畳を実現していることから、いかにこの間取り図が工夫されているかが分かると思います。

ここでは、この間取り図で使われている、限られた面積で広いリビング・ダイニングを確保するための工夫をご紹介します。

廊下を減らして収納を増やす

20畳のリビング・ダイニングを確保するために一番影響している部分が、この「廊下を減らして収納を増やす」ことです。玄関脇には、アウトドア用品やスポーツ用品などの大きいものが収納できるシューズクロークを設け、キッチン脇には脱衣所への通路をパントリーとして活用しています。

「廊下を無くす」のではなく「収納に充てる」ことで、広いリビング・ダイニングを確保しつつ、物が溢れない収納力も兼ね備えています。また、リビングの上部は吹き抜けが、南側には大きな窓が設けられているため、視線が通って空間がより広く感じられる工夫がなされています。

水回りをまとめて家事動線を確保

この間取り図には、水回りを集めて効率化&コストダウンでもご紹介した「キッチン→脱衣所」を一直線に配置する方法が使われており、水回りをコンパクトに収めることで廊下や通路を減らし、リビング・ダイニングに充てられる面積を増やしています。

もちろん、無駄なスペースを省くだけでなく、日々の家事効率の向上にも役立つため、まさに一石二鳥の間取りアイデアと言えるでしょう。また、前述したように、水回りをまとめることは新築時のコストダウンにも繋がるため、ぜひ実践していただきたい間取りです。

2wayアクセスのウォークインクローゼット

この間取りでは、将来的に子ども部屋を間仕切りする設計のため、部屋と部屋の間に収納が設けられていません。これを解決するのが、2階の廊下に設けられた3.3畳のウォークインクローゼットです。

2部屋分の収納スペースを1ヶ所にまとめたウォークインクローゼットは、廊下からも子ども部屋からもアクセスできるようになっています。これにより、子ども部屋を間仕切りした後も収納に困ることはなく、広々使える12畳の子ども部屋が実現されています。

この間取り図の収納に関する特徴は、1階の収納はLDKを片付けるスペース、2階の収納は季節モノや衣類を収めるスペースと、収納の用途にメリハリが付けられていること。1階に余分な収納スペースを設けないことで、床面積に余裕を作り出していると言えます。

「吹き抜け+リビング階段」でより広く見える空間に

吹き抜け+リビング階段は、実際にリビングを広く確保するためというよりは、”広く見せるための工夫”です。この間取りでは、リビング上部に吹き抜けを採用し、階段には壁がなくリビングの一部として取り込むような配置になっています。

吹き抜けを採用してリビングに高さを設けることで、”床面積”ではなく”空間”を広く確保し、実際の面積以上に広く感じられるようになっています。また、リビング全体ではなく一部に吹き抜けを採用することで、2階のこども部屋や主寝室、収納を削ることなく開放的な空間が作られています。

そして、リビングと隣接して配置されている階段は、壁を設けずリビングと仕切らないことで、階段前の廊下をリビングの延長線と思わせる工夫がなされています。これにより、窓側だけでなく家の中を見ても視線が通るため、吹き抜けと同じく開放的でより広く感じる空間を演出しています。

暮らしやすい間取り、便利な間取り、後悔しない間取りなど、ほとんどの理想は「動線と収納」がカギとなって作られます。このような動線・収納が確保された間取りを作るためにも、次は間取り決めで成功する「3つの考え方」をご紹介します。

【間取りの決め方】新築の間取りで失敗・後悔しない”3つの考え方”

ここまでご紹介してきた内容で、成功している間取りは「収納・動線が考えられている間取り」ということがお分かりいただけたと思います。それでは、”成功”と言える間取りを考えるには、何を意識して、どのように作れば良いのでしょうか?

ここでは、間取り決めで失敗・後悔しないための注意点として「間取りを考える順序」「動線の考え方」「ライフスタイルの変化を予測する」の3つをご紹介します。

間取りは「全体→細部」の順で考える

まずは、間取りを考える順序についてご紹介します。間取りを作る際は、後々変更しにくい全体的な部分を最初に決定し、その後順々に細かな部分を決めていきます。間取りを作るにあたって基本的な部分になるので、ぜひ参考にしてみてください。

-大まかな計画-
  1. 必要な部屋数(◯LDKにするか)を検討する
  2. 何階建てにするかを検討する
  3. 1階に配置する部屋を検討する…家族のライフスタイルや将来考えられる変化を考慮して1階の部屋を決めます。
  4. 1階の全体像をおおまかに決める…「ここにリビング」「こっちがキッチン」と、◯をつけておおまかに配置します。
  5. 2階、3階をおおまかに決める…1階に配置した階段の位置を元に、2階、3階のおおまかな部屋の位置も決めます。
-1階の間取りを考える-
  1. 玄関の位置を決める…玄関と駐車場が近くなるように考えるのが一般的です。
  2. LDKの大きさや配置を計画する…日当たりの良い位置にLDKを配置するのが一般的です。
  3. キッチンの位置を中心に、水回りを配置する…家事動線を考慮して、水回りはなるべくキッチンの近くに配置しましょう。
  4. トイレ・階段の位置を決める…階段の位置で2階のおおまかな間取りが決まります。2階を廊下の少ない間取りにするには、1階の中心に階段を配置することが大切です。
  5. 1階に必要な他の部屋を配置する…和室を設ける場合や、1階に寝室を設ける場合などは、この段階で配置しておきましょう。
  6. 1階の部屋の大きさを調節する…1階の部屋の配置が終わったら、次は各部屋の大きさを調節します。
  7. 1階がキレイに計画できるまで⑥~⑪を繰り返す…⑪でうまく収まらない場合は、配置などの変更を繰り返して調節してください。
-2階の間取りを考える-
  1. 階段の位置から2階の間取り、各部屋の大きさを決める…2階の間取りは、階段の位置でおおよそが決まります。用途に応じて大きさを調節しましょう。
  2. 2階のトイレの位置を決める…2階のトイレは1階に配管スペースが必要です。基本的には、配管スペースがとりやすい水回りや、収納の上に配置しましょう。
  3. 部屋の大きさ・配置を調節して家の形を整える…家全体のデザインや大きさを確認しながら各部屋の大きさを調節し、外観をキレイな形に整えて完成です。

以上が基本的な間取り決めの順序になります。しかし「暮らしやすい間取り」を作るには、この流れに沿って考えつつ、”動線”と”将来の変化”も意識しなければなりません。
次は、この”動線”と”将来の変化”を間取りに盛り込む方法をご紹介します。

家族の「動線」を考える

繰り返しになりますが、間取りで最も大切なのは、快適に暮らせるための”動線”が確保されていること。簡単に言うと「1日の動き」が考慮されているということです。
間取りを作る時に、この1日の動きを実際に間取りに書いてみるだけでも、どこに何の部屋を配置すれば便利なのかが見えて来るはずです。

例えば…
「朝食を作りながら子どもの支度を手伝うため、キッチンと洗面所は繋げよう」
「近くのスーパーやゴミ集積所が北側なので、キッチンと勝手口は北側に配置しよう」
「夜中にトイレに行くこともあるので、トイレは寝室の近くに配置しよう」
「帰ったらまず手を洗うので、洗面所の近くにクローゼットが欲しい」など

家族別にそれぞれ1日の動きを書き込むことで、混雑する可能性のある場所・時間や、どこが遠回りになっているのかを目で確認できるため、「ショートカットを作るべき場所」が明確になります。家事をするときの”家事動線”と、他の家族が生活する”生活動線”を分け、これらの線が入り乱れないようにすることで、暮らしやすく効率的に家事ができる間取りを考えましょう。

ライフスタイルの変化を予測する

ライフスタイルの変化」というのは、子どもが産まれたり、成長したり、そして夫婦二人での生活になったりと、家を建ててからの生活には様々な変化が訪れます。

新築時は「子どもの数だけ2階に部屋がほしい」というように”今”を重視した考えが強くなってしまいます。しかし、それでは子どもが成長するまでや、巣立った後には不要な部屋となってしまうケースが多々あります。
そういった無駄を無くすために役立つのが「ライフスタイルに沿って変化する間取り」です。

ライフスタイルの変化に応じた間取り図

出典:太田窪の家 / カドノイエ

この2つの例は、新築時は仕切りを設けず広い空間として活用し、子どもが大きくなったときや、趣味用の部屋が必要になったときに、個別の部屋として使える間取りです。また、将来的にリビングの吹き抜け部分に床を貼って部屋を作るというケースも見られます。

メリットとしては、「必要な時期に合わせられる」というのはもちろんのこと、「家の建築費用をコストダウンできる」というのも人気の理由です。新築時の材料費や人件費を削減して予算の圧迫を防ぎ、後から必要になれば増設すればいいので、最初から作るよりも余裕を持って部屋を作ることができます。

注意点としては、窓や照明、コンセントなどは、あらかじめ設置しておくことです。すでに壁がある部分に窓を設けたり、電気を通すにはコストが高く、新築時に設置したほうが安く済ませられるからです。

とは言っても、最初から将来を見通した間取りを作ることは難しく、また構造的にも実現できない場合もあります。まずは”今”を快適に過ごせる間取りをベースとして考え、その上で”後から”で問題ない部分をピックアップし、設計士と話し合ってみてください。

【家族構成別】新築で参考にしたい理想の間取り図3選

最後に、ここまでご紹介してきた間取りの成功例・注意点を踏まえて考えられた、「理想の間取り」をご紹介します。

家族構成別に、水回りをまとめて家事動線が考慮された「4人家族用の間取り」、プライバシーを守りつつも気軽に行き来できる「二世帯住宅」、老後の暮らしまでを予測した「夫婦二人の平屋」の3パターンご紹介するので、あなたの家族構成に合った間取り図を参考にしてみてください。

「4人家族」の間取り成功例 ”一直線の水回りで家事もラクラク”

一般的な家とも言える、4人家族を想定した間取りでは、やはり一番に”家事動線”が重要になります。ここまでご紹介してきたように、水回りを一直線に配置し、キッチンから直接脱衣所へアクセスできるようになっています。

家事時短を叶える導線の間取り図「セキスイハイム」

出典:セキスイハイム

また、玄関前の廊下側にも脱衣所の出入り口が設けられており、玄関を含んで回遊動線が組まれているため、家事中の来客にもすぐに対応することができるほか、子ども達も帰宅後すぐに手を洗うことができます。

もう一つの注目ポイントは、2階のウォークインクローゼットとバルコニーです。洗濯物を取り込んですぐに収納できるよう、WICとバルコニーが繋がっています。余裕があれば、WIC内に小さな机を配置してアイロンスペースも兼用するとさらに利便性が増しそうです。

「二世帯同居」の間取り成功例 ”気兼ねなく暮らせる完全分離型”

二世帯同居の間取りで大切なのは、プライバシーを守りつつも気軽に顔が合わせられるということでしょう。この間取りでは、世帯ごとに玄関が設けられているため、互いに気兼ねなく友人を招くことができ、用事がある時には扉一枚で行き来できるようになっています。

親・子2世帯が上下階で別々に暮らす、完全分離の間取り「セキスイハイム」

出典:セキスイハイム

特に注目すべきは、生活音への配慮です。親の寝室と子世帯玄関の間にウォークインクローゼットを設けることでドアの開閉音などを遮断し、両世帯の寝室を上下同じ位置に配置することで、お互いの睡眠を妨げないよう配慮されています。

また、子世帯の寝室と子ども部屋の間の壁は、構造上必要な壁ではないため、子どもが小さいうちは壁で仕切らずに、広い寝室で家族が一緒に寝られるようになっています。

お互い気軽に行き来できるけど干渉しすぎない、そして将来的なライフスタイルの変化にも対応できる、まさに二世帯住宅の理想的な間取りと言えます。

「夫婦二人」の間取り成功例 ”老後も考えたコンパクトな平屋”

夫婦二人で暮らすための家では、老後も視野に入れた広すぎない間取りが最適と言えます。今回は、老後の生活にフォーカスした20坪のコンパクトな平屋を例にご紹介します。

この間取りのポイントは、一般的な家よりも廊下の幅が広いことです。普通、平屋では部屋を広く取るために幅70cm程度の廊下を採用することが多いですが、この間取りでは老後に車椅子を使う可能性も考慮し、幅90cmとゆとりを持って確保されています。

平屋でコンパクトな家の間取り図・20~30坪で生活に合わせた家

出典:tatekari

また、介護が必要になる可能性も考えられています。介護の中でも特に負担の大きいトイレまわりの処理を考慮し、トイレ横に6畳の洋室を用意し、トイレは横向きに設置されています。トイレをはじめとする水回りは、後からリフォームすると高額な費用が必要となるため、この時点で老後も想定して設置されているのは大きなポイントと言えます。

また、収納スペースは玄関前の納戸まとめられているほか、出入りに使用する扉はすべて引き戸が採用されており、20坪という限られたスペースで充分な広さの空間が確保されています。

まとめ:成功事例から考える!注文住宅の間取りの決め方

ここまで、新築の間取りで成功するためのテクニックや考え方、そして家族構成別に間取りの成功例をご紹介してきました。

間取りに求める条件は人によって様々です。しかし、やはり”動線”と”収納”がしっかり確保されていなければ、快適に暮らせる間取りはなかなか実現しません。これから新築の間取りを考えるという方は、この2つをきちんと考慮したうえで、家族のこだわりや要望を盛り込むようにしましょう。

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