家を建てる費用はいくら?注文住宅の相場を予算別に解説します

家を建てる費用はいくら?注文住宅の相場を予算別に解説します

「家を建てる!」と決めたとき、真っ先に思い浮かべる一番の心配ごとといえば「費用」や「予算」といったお金の悩みではないでしょうか?それもそのはず、

多くの場合、マイホーム購入は人生で最大規模の大きな買い物です。家を建てるのに必要な費用の目安や予算ごとの建てられる家のイメージなど、「費用面のスケール感」が気になるのも当然のことです。そこで今回の記事では、

この記事で分かるコト
  • 注文住宅の費用相場「土地あり」と「土地なし」の違い
  • 新築の家を建てるための費用の内訳
  • 1000万円台~4000万円台の家まで、予算別の建てられる家のイメージ

など、「家を建てるための費用」をテーマに、注文住宅の相場や費用の内訳、実例を交えた予算ごとの建てられる家のイメージなどをご紹介します。

注文住宅を建てる費用の目安・相場はいくら?

まず、注文住宅を建てるための費用の目安を「相場」から見ていきましょう。

住宅金融支援機構が公表する「2020年度フラット35利用者調査」データによると、注文住宅を建てるための費用相場は全国平均で「3,534万円」でした。

地域 建物代 準備資金 世帯年収
全国平均 3533.6 万円 617.7 万円 594.2 万円
三大都市圏 3739.3 万円 690.8 万円 619.2 万円
首都圏 3808.5 万円 749.8 万円 629.5 万円
近畿圏 3741.5 万円 647.6 万円 617.3 万円
東海圏 3606.3 万円 622.8 万円 601.5 万円
その他地域 3355.9 万円 554.6 万円 572.6 万円

出展:住宅金融支援機構「2020年度フラット35利用者調査データ」

地域別でみると、首都圏が一番高く「3,809万円」、準備資金は「750万円」、世帯年収では「630万円」という結果でした。

また、家を建てる費用は「建物代」だけでなく「土地代」も大きな比率を占めます。土地ありと土地なし、それぞれの家を建てる費用を見てみましょう。

「土地あり」と「土地なし」で家を建てる費用はどれだけ違う?

地域 土地あり 土地なし 差額
全国平均 3533.6 万円 4397.3 万円 863.7 万円
三大都市圏 3739.3 万円 4813.6 万円 1074.3 万円
首都圏 3808.5 万円 5162 万円 1353.5 万円
近畿圏 3741.5 万円 4539.7 万円 798.2 万円
東海圏 3606.3 万円 4412.2 万円 805.9 万円
その他地域 3355.9 万円 3949.2 万円 593.3 万円

上記の表は、注文住宅を建てるための費用のうち「土地あり(土地を持っている人)」と「土地なし(土地を持っていない人)」、その差額をまとめたものです。

全国平均の費用相場でみると、土地を持っている人の建物代は「3,534 万円」なのに対して、土地を持っていない人の費用は「4,393 万円」、その差額は「863.7 万円」という結果でした。

地域別でみると、土地の価格が高い首都圏では「1353.5 万円」もの大きな差額になることが分かります。家を建てる地域によって建物代と土地代をあわせた総額費用が大きく違ってくることを覚えておきましょう。

土地代と建物代、費用のちょうどいい割合とは?

家を建てるのと一緒に土地の購入を検討している方、「土地代」と「建物代」の費用のバランス(割合)を知っておくことも大切です。

土地代と建物代の費用の割合

土地代と建物代、バランスのいい費用の割合は「3:7」、もしくは「4:6」と言われています。土地を購入した後になって、

  • 地盤調査や改良工事の費用が多く掛かってしまった
  • 準防火・防火地域で余計なオプション費用が掛かってしまった
  • 建ぺい率や容積率に制限でイメージしていた家が予算内で建てられない

など、スタートの時点から費用のバランスがいびつになってしまう可能性が十分考えられます。家づくりの計画を立てる際は、建物の設計と土地選びをセットで考えるようにして、家を建てる費用と土地の購入費のバランスを整えられるようにしましょう。

1000万台で家は建つのか?

家づくりを検討している方の中には、「年収がまだ少ない20代。今の貯金で不足しないか不安。」という方もいるのではないでしょうか?

じつは、予算1000万円台からでも家は建てられます。

いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれるもので、資材の大量仕入れや設計プランの規格化など、住宅メーカーによるさまざまなコストダウンの仕組みによって、住宅の本体価格を低コスト(1000万円台)に抑えた家づくりが可能です。

ただし、多くの場合「予算1000万円」とは建物の本体工事費のことです。家を建てる全体の費用でみると、この本体工事費の他にも「付帯工事費」や「諸費用」といった別途費用が掛かることを抑えておきましょう。

予算1000万円台でどんな家が建つのか?」という疑問について、
ページ後半のトピック「【予算別】1000・2000・3000・4000万円台の家の違いは?」にて詳しくご紹介します。

家を建てるための費用「土地の購入費」と「建物の建築費」の内訳とは?

家を建てるための費用は大きく「土地の購入費」と「建物の建築費」の2つに分けられます。(すでに土地を持っている方は除いて。)

それぞれ「土地代」と「建物代」が大きな割合を占めますが、この他にも、不動産会社への仲介手数料や契約時の手付金などの「諸費用」、建物の本体以外にかかる費用「付帯工事費」も発生します。

では、土地と建物の本体以外にどのような費用が発生するのでしょうか?「土地の購入費用」と「新築の家を建てる費用」、それぞれ費用の内訳をご紹介します。

土地の購入費用

土地を購入する際、土地代のほかにも「諸費用」や「税金」がかかります。この諸費用と税金は一般的に、土地代の「5%~10%」程度が目安とされています。

土地の購入費用の割合

たとえば、3,000万円の土地を購入するためには、200万円以上の諸経費がかかることになります。割合は小さくても金額にすると決して小さい額ではないですよね?

また、各種諸費用を支払うタイミングはそれぞれ違い、条件によっては発生しないケースがあるなど、少しだけ複雑です。以下に、土地購入にかかる諸費用を一覧でまとめましたので、費用の内訳と支払いタイミングをあらかじめ知っておくようにしましょう。

土地の購入時にかかる諸費用の一覧

仲介手数料

仲介手数料とは、土地の売買を仲介した不動産会社に支払う費用のこと。諸費用の中でも一番大きな割合を占めるのがこの仲介手数料です。

●仲介手数料の計算
土地代×3%+6万円+消費税
(土地代が400万円以上の場合)

●支払いのタイミング
「売買契約時」と「引渡し時」の2回に分けて半分ずつ。

印紙代

印紙代とは、売買契約を交わすために必要な税金のこと。

●印紙代の計算例(本則税率)
・100万円~500万円:2,000円
・500万円~1,000万円:10,000円
・1,000万円~5,000万円:20,000円
・5,000万円~10,000万円:60,000円

登記費用
(登録免許税・司法書士報酬)

登記費用とは、登記簿に記載される所有者を変更するための費用のこと。登記費用には大きく「登記免許税」と「司法書士報酬」の2つに分かれます。

●登記費用の計算
・固定資産税評価額の2.0%
司法書士報酬:3万~10万円程度

固定資産税・都市計画税

固定資産税・都市計画税とは、毎年1月1日時点の土地所有者に対して毎年課税される税金のこと。

●固定資産税・都市計画税の計算
・固定資産税:固定資産税評価額×1.4%
都市計画税:固定資産税評価額×0.3%(自治体によって異なります)

●支払いのタイミング
土地の引き渡し日

固定資産税・都市計画税

土地の購入に住宅ローンを利用する場合、金融機関に「ローン手数料」や保証会社に「保証料」を支払う必要があります。また、住宅ローンを借りるための「印紙代」、抵当権を設定するための「抵当権設定費用」もかかります。

●住宅ローン手数料
金融機関が融資を行うために徴収する手数料のこと。ローン総額や金融機関によって様々ですが、2万~30万円が費用の目安です。

●保証料
保証料とは、住宅ローン債務者が万が一返済不能となった場合に保証会社に代わりに返済してもらう為の費用です。(毎月の返済は発生して返済先が保証会社へ変更されます。)
住宅ローンの保証料には「一括前払い方式(外枠方式)」と「金利上乗せ方式(内枠方式)」の2種類があります。

●印紙代
住宅ローンを借りるための「金銭消費貸借契約書」に必要な印紙代。借入金額によって費用は異なり、1,000万~5,000万円以下で2万円です。

●抵当権設定費用
住宅ローンを借りる際の抵当権を設定するための「登録免許税」のこと。借入金額の0.4%、司法書士への報酬が必要になります。

土地の購入後にかかる諸費用の一覧

不動産取得税

不動産取得税とは、土地を取得した人に課せられる税金のことです。

●不動産取得税の計算
取得した土地の固定資産税評価額(課税標準)× 2分の1 × 3% – 控除額
※宅地の場合は評価額が「1/2」になります(2024年3月末まで)また、土地の購入後3年以内に、一定の用件に当てはまる家を建てた場合、軽減措置を受けられます。

●支払いのタイミング
土地の所有権移転登記をして「4ヵ月~6ヶ月後」に都道府県から送られてくる納税通知書で支払います。

固定資産税・都市計画税

固定資産税・都市計画税とは、毎年1月1日時点の土地所有者に対して毎年課税される税金のこと。土地を購入した翌年から課税されるようになります。

●固定資産税・都市計画税の計算
・固定資産税:固定資産税評価額×1.4%
・都市計画税:固定資産税評価額×0.3%(自治体によって異なります)

●支払いのタイミング
毎年4月頃から4期に分けて

解体費用

建物付きの土地を購入した場合、元々あった建物を取壊し・解体する費用がかかります。建物の大きさや構造によって解体費用はさまざまです。

●取壊し・解体費用の相場
・木造:3.1万円~6.5万円/坪
・鉄骨造:3.4万円~7万円/坪
・RC造:3.5万円~7万円/坪

上下水道の負担金など

水道やガスの配管が敷地に引き込まれていない場合、通常、買主負担で水道やガスの配管工事をしなければなりません。

●水道・ガスの引込み費用の目安
・水道:20万円~40万円
・ガス:10万円~20万円

地盤調査費

地盤調査費とは、建物を安全に支えられる土地かどうか土地の強度を調べるための費用です。地盤調査の結果、地耐力が基準値に達していなければ「地盤改良工事」が必要です。

●●地盤調査にかかる費用の目安
5万円程度

土地の購入時と購入後、それぞれの諸経費・税金を一覧でご紹介しました。

ひとつひとつの金額は大きくないですが、諸費用の総額でみると見逃せない大きな費用になることが分かって頂けたと思います。また、支払いのタイミングもさまざまで現金を用意しなくてはならないケースも多いです。

土地を購入する前に、「土地代+諸費用」の総額費用をシミュレーションした上で、支払い方法とタイミングを前もって知っておくようにしましょう。

新築の一戸建てを建てるための費用

新築の一戸建てを建てるための費用は、大きく「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つに分けることができます。

注文住宅を建てるための費用の内訳

本体工事費

本体工事費とは、家を建てるための費用のことで「建築費」を指します。総額費用の「7割~8割」がこの本体工事費が占め、その内容は「仮設」「基礎」「構造体」「屋根」など、さまざまな工事が含まれます。

費用の内訳 工事の内容
仮設工事費 足場や仮設トイレ、廃材のゴミ箱などの設置
基礎工事費 ベタ基礎や布基礎など、家の土台となる部分の工事
躯体工事費 躯体(くたい:建築構造を支える骨組み)を組む工事
建具工事費 室内のドアや襖(ふすま)などを取り付ける工事
内装工事費 建物内の壁や天井、床を取り付ける工事
断熱工事費 断熱材を設置する工事
タイル・左官工事費 玄関や風呂などのタイル貼り、左官(壁塗り)する工事
ガラス・サッシ工事費 窓ガラスの取り付け、防水工事
屋根板金工事費 屋根に瓦や建材、雨どいなどを設置する工事
外壁工事費 外壁の塗装をはじめ、外壁の仕上げ全般の工事
防腐・防蟻処理工事費 シロアリ対策や防腐作業
空調工事費 24時間換気システムや空調ダクトを設置する工事
電気工事費 電気の配線やコンセントを設置する工事
配管工事費 水道やガスなどの配管工事
設備品の設置工事費 キッチン、風呂、トイレなどの住宅設備の設置工事
内装仕上げ工事費 壁や天井に塗装や壁紙を貼り、装飾を仕上げる工事

付帯工事費

付帯工事費とは、先ほどご紹介した家本体の建築以外にかかる費用のことで、家を建てる総額費用のうち「2割~3割」がこの付帯工事費が占めます。

たとえば、フェンスや門扉、アプローチや庭の植栽など「外構工事」をはじめ、「屋外給排水工事」や「解体工事費」「地盤改良費」などが付帯工事費に含まれます。

内訳 内容
解体工事費 元々住んでいた家など、土地に古い建物がある場合の解体工事
地盤調査費 家を建てる土地の性質や強度を調べる調査
地盤改良工事費 家の安定性を保つために地盤を補強する工事
引き込み工事費 水道・ガス・電気などのライフラインをその土地に引き込む工事
敷設工事費 土地に引き込んだライフラインを家の内部に引き入れる工事
外構工事費 門柱や門扉、カーポート、塀やフェンスなどの設置を行う工事
造園工事費 庭の石垣や植栽などを行う工事
屋外電気工事費 屋外の照明や給排水設備の設置を行う工事
特殊設備工事費 太陽光発電などを取り付ける場合の追加工事
空調設備工事費 エアコン本体や室外機、換気扇などを取り付ける工事
照明器具工事費 シーリングライトやダウンライトなどの照明器具を取り付ける工事
カーテン工事費 カーテンやブラインドの取り付けを行う工事
設計料 設計事務所や建築家に設計を依頼した場合の費用

諸費用

諸費用とは、建築工事をのぞく費用のことです。たとえば、各種手続きの費用や税金などがこの諸費用に含まれます。総額費用の「1割程度」、「100万~150万円前後」が費用の目安とされています。

諸費用の支払いは、それぞれの手続きを進めるタイミングで現金払いとなるケースが多く、その支払い額も大小さまざまです。そのため、どのような手続きにいくらの費用が必要なのか?支払いのタイミングはいつなのか?あらかじめ確認・準備しておくようにしましょう。

費用の種類 内容
登記手数料 所有権の移行や家を担保にすることを登記するための費用
融資手数料 金融機関からローンを借りる場合の手数料
つなぎ融資手数料 工事期間に必要な費用を一時的に銀行から借りるための手数料
住宅ローン保証料 ローン保証会社に保証をしてもらった場合の費用
団体信用生命保険料 住宅ローンの契約者が返済能力を失った時(死亡など)、残金が弁済される保険
火災保険料 火災による損害を補填する保険
地震保険料 地震による損害を補填する保険
仲介手数料 仲介業者に支払う費用
印紙税 売買契約書や工事請負契約書を作成する際に貼る印紙の代金
消費税 2019年10月1日より8%→10%へ引き上げ
登録免許税 登記にかかる税金。登記手数料とは別に国に支払う
固定資産税
都市計画税
その年の1月1日付けの所有者に対して課税される税金。所有権が買主に移転する日付で日割り計算した差額を支払う
不動産取得税 不動産の取得にあたって、都道府県に支払う税金

ここまで、家を建てるための費用「土地の購入費」と「建物の建築費」、それぞれの内訳をご紹介してきました。いかがでしたか?

家を建てるための予算や費用を検討するためには、大きく「建築費用」「自己資金」「返済計画」の3つを軸にした資金計画を立てる必要があります。バランスのいい資金計画を立てるためには、支払いの内訳と支払い方法・タイミングを知る必要があるわけです。

今回ご紹介した「土地の購入費」と「建物の建築費」を参考に、無理のないバランスの取れた資金計画を立てられるようにしてください。

【予算別】1000・2000・3000・4000万円台の家の違いは?

注文住宅で建てる家といえば、設計の自由度が高く予算の調整もしやすいことが大きな魅力。予算に応じた商品プランの選択、建築費用の調整ができるだけに、

今考えている予算で一体どんな家が建てられるの?
建てられる家のイメージを予算ごとに知りたい!

こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
家づくりの費用を検討する上で、予算に応じた建てられる家のイメージを掴んでおくのは非常に大切なことです。そこでこのトピックでは、予算別で1000万~4000万円台の家を事例を交えてご紹介します。

ご紹介する予算別の建築事例は、住宅の「本体価格」を基準としています。また、一般的な費用相場を元に計算した「建物代」の費用シミュレーションを掲載していますが、あくまで費用の目安としてお考えください。

1000万円台の家

1000万円台の家の大きな特徴は、間取りや設備の仕様がある程度決められた「規格住宅プラン」に限定されること。いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれる家です。

シンプルで凹凸の少ない外観デザインに間仕切りを少なくしたオープンな間取り、また設備や素材のグレードを低くするなど、家づくりの条件に「譲れないコト」と「妥協できるコト」をハッキリ設定した上で、建物の内外に渡ってコストダウンの工夫を取り入れる必要があります。

本体価格1480万円・3階建てガレージハウス

1000万円の家「外観」

出展:SUUMO

本体価格: 1,480万円(40.6万円/坪)
延床面積: 120.74m2(36.5坪)
敷地面積: 92.60m2(28.0坪)
家族構成: 夫婦+子ども1人
施工会社: イシンホーム三郷 松井産業

上記は、イシンホーム三郷(松井産業)で建てた「1000万円台の家」3階建てガレージハウスの画像です。施主さんが一番にこだわった愛車を雨風から守る「ガレージハウス」、明るく開放的な空間に仕上げる「吹抜けリビング」が大きな特徴。

1500万円の限られた予算の中でも、優れた住宅性能を備えながら趣味と暮らしにもこだわった、理想的なローコスト住宅に仕上げられています。

間取り図(3LDK)

1000万円の家「間取り図(3LDK)」

費用シミュレーションの参考例

●建物代

本体工事費 1,480万円
付帯工事費 約320万円
諸費用 約160万円
総額費用(税抜き) 約 1,960 万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

2000万円台の家

本体価格の予算が2000万円台の場合、間取りやデザインの自由度が高くグレードの高い設備を選択するなど、家づくりの希望を一定の範囲で叶えることができます。(1000万円台の家と比べて)ただし、お金をかける部分とかけない部分のメリハリをつけることが重要で、予算調整の工夫が必要になります。

本体価格2423万円・2階建てカフェ風デザインの注文住宅

2000万円台の家「外観」

出展:SUUMO

本体価格: 2,423万円(59.7万円/坪)
延床面積: 134.25m2(40.6坪)
敷地面積:
家族構成: 夫婦+子ども2人
施工会社: アイフルホーム

上記は、アイフルホームで建てた「2000万円台の家」2階建てカフェ風デザインの注文住宅の画像です。家族が集まる1階の大空間リビングは、L字ダイニングと対面キッチンで広々とした空間と使い勝手の良い動線設計に。狭さや収納不足など前の家での不満を解消した施主のこだわりが詰まった住まいに仕上げられています。

間取り図(4LDK)

2000万円台の家「間取り図(4LDK)」

費用シミュレーションの参考例

●建物代

本体工事費 2,423万円
付帯工事費 約530万円
諸費用 約260万円
総額費用(税抜き) 約 3,213 万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

3000万円台の家

本体価格の予算が3000万円台の場合、ゆとりのある坪数を確保した上で、ご家族の要望をある程度叶えられる家が建てられます。(注文住宅を建てる平均的な相場がこの「3000万円台の家」です。)

これまでご紹介した1000万円台~2000万円台と比べると、外観デザインにこだわりを持たせて複雑な形にしたり、間取りやレイアウトの自分好みに調整したり、ハイグレードな設備や仕様を取り入れるなど、自由度の高い家づくりが可能になります。
また、家づくりを依頼する施工会社の選択肢も広く設定することができます。

本体価格3110万円・コの字型の間取りに中庭を配置した注文住宅

3000万円台の家「外観」

出展:SUUMO

本体価格: 3,110万円(75.7万円/坪)
延床面積: 135.93m2(41.1坪)
敷地面積: 211.00m2(63.8坪)
家族構成: 夫婦+子ども3人
施工会社: アールギャラリー

上記の画像は、アールギャラリーで建てた「3000万円台」の注文住宅の家です。コの字型の間取りに中庭を配置することで、通風と採光を十分に配慮しながら広々としたプライベート空間を確保されています。

また、中庭が続き間となってアウトドアリビングのように使えるので、友人を招いての青空カフェやBBQ、子どもとの水遊びなどを気軽に楽しむことができます。

間取り図(3LDK)

3000万円台の家「間取り図(3LDK)」

費用シミュレーションの参考例

●建物代

本体工事費 3,110万円
付帯工事費 約690万円
諸費用 約340万円
総額費用(税抜き) 約 4,140 万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

4000万円台の家

本体価格の予算が4000万円台の場合、理想の暮らしや住まいのイメージの多くを叶えられる、希望を第一に考えた家づくりが可能です。おしゃれなエクステリア(外構)や玄関ポーチ、素材やデザインにもこだわった外観、ハイグレードな設備機器の設置など、選択肢を広く自由度の高い家を建てることができます。

自由度の高い設計とバリエーション豊富な空間デザインに仕上げられる予算なので、大手ハウスメーカーだけでなく設計事務所に依頼をして、オリジナリティーの高い住まいづくりも可能です。二世帯住宅や店舗併用住宅にも対応できます。

本体価格4730万円・親世帯、子世帯をフロアで分けた完全分離型の二世帯住宅

4000万円台の家「外観」

出展:SUUMO

本体価格: 4,730万円(76.4万円/坪)
延床面積: 204.90m2(61.9坪)
敷地面積: 645.69m2(195.3坪)
家族構成: 両親+夫婦+子ども2人
施工会社: 小嶋工務店

上記は、小嶋工務店で建てた「4000万円台の家」親世帯と子世帯をフロアで分けた完全分離型の二世帯住宅の画像です。

1階を親世帯のフロア、2階を子世帯のフロアと分離することでそれぞれのプライバシーを守りながら、1階に配置した広めのLDKはお孫さんたちが走り回れる開放的な空間にすることで適度な距離感を作れる間取りに仕上げられています。

間取り図(5LLDDKK)

4000万円台の家「間取り図(5LLDDKK)」

費用シミュレーションの参考例

●建物代

本体工事費 4,730万円
付帯工事費 約1,050万円
諸費用 約520万円
総額費用(税抜き) 約 6,300 万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。


本体工事費の予算別に、1000万円2000万円3000万円4000万円台の家をピックアップしてご紹介しました。いかがでしたか?

計画している予算に応じて、建てられる家のイメージを掴むことができたでしょうか?当然のことですが、より多くの予算を検討できるほど、家づくりの自由度やデザイン性も高く、グレードの高い設備や仕様も検討できます。

また、建物の本体価格だけでなく「付帯工事費」「諸費用」も決して安い金額に収まりません。家づくりのイメージづくりと合わせて、建てたい家の費用シミュレーションもぜひ実践してみて下さい。

まとめ

家を建てるための費用」をテーマに、注文住宅の相場や費用の内訳、土地あり・土地なしの費用の違い、実例を交えた予算ごとの建てられる家のイメージなどをご紹介しました。いかがでしたか?

注文住宅の家を建てるための費用や相場はどのくらい?
今考えている予算で一体どんな家が建てられるの?

といった疑問、少しは解消できたのではないでしょうか。また、今回ご紹介した内容をまとめると、

この記事のポイントまとめ
家はいくらで建てられる?相場はいくら?

家を建てるための費用相場は全国平均で「3534万円」、準備資金は「628万円」、世帯年収は「594万円」です。

また、土地なしの費用相場でみると「4397.3 万円」、土地ありと土地なしの差額は「863.7 万円」という結果でした。

土地の購入費用の内訳は?

土地を購入する際、土地代のほかにも「諸費用」や「税金」がかかります。この諸費用と税金は一般的に、土地代の「5%~10%」程度が目安とされています。

新築の一戸建てを建てるための費用の内訳は?

新築の一戸建てを建てるための費用は、大きく「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」3つに分けることができます。

  • 本体工事費:総額費用の「7割~8割」
  • 付帯工事費:総額費用の「2割~3割」
  • 諸費用:総額費用の「1割程度」

予算1000万円・2000万円・3000万円・4000万円台の家、建てられる家のイメージ、設備や間取りの違いは?
1000万円台の家
間取りや設備の仕様がある程度決められた「規格住宅プラン」に限定されます。いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれる家です。
2000万円台の家
間取りやデザインの自由度が高くグレードの高い設備を選択するなど、家づくりの希望を一定の範囲で叶えることができます。(1000万円台の家と比べて)
3000万円台の家
ゆとりのある坪数を確保した上で、ご家族の要望をある程度叶えられる家が建てられます。外観デザインにこだわりを持たせて複雑な形にしたり、間取りやレイアウトの自分好みに調整したり、ハイグレードな設備や仕様を取り入れるなど、自由度の高い家づくりが可能になります。
4000万円台の家
理想の暮らしや住まいのイメージの多くを叶えられる、希望を第一に考えた家づくりが可能です。おしゃれなエクステリア(外構)や玄関ポーチ、素材やデザインにもこだわった外観、ハイグレードな設備機器の設置など、選択肢を広く自由度の高い家を建てることができます。また、二世帯住宅や店舗併用住宅にも対応できます。

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