『そもそも建売住宅ってどんな家?メリット・デメリットは?』
『注文住宅や分譲住宅、建売住宅との違いって何?自分にあった選択は?』
建売住宅とは、すでに完成済み(もしくは完成予定)の建物と土地がセットで販売されている新築の戸建て住宅のこと。
建売住宅は、建物の間取りや設備・仕様などが予め決められているため、契約から引き渡しまでの期間が短く、注文住宅と比べると比較的安い値段で購入することができます。また、実際の建物を見てから購入できるのも建売住宅ならではの魅力です。
一方で、建売住宅ならではのデメリットも多く、実際に住み始めてから気付く後悔しがちなポイントもいくつかあげられます。そこで今回の記事では、
- 建売住宅ってどんな家?分譲住宅と建売住宅の違い
- 建売住宅のメリット・デメリット
- 建売住宅で後悔しがちなポイント
- 建売住宅で後悔しないためのチェックポイント
など、住宅価格が高騰している今、注目を集める住まい探しの選択肢「建売住宅」に関して、その特徴やメリットの数々、知っておきたいデメリットと後悔しないためのコツを詳しくご紹介します。
目次
建売住宅とは?
建売住宅とは、土地と建物がセットになって販売されている戸建て住宅のこと。
一方、「分譲住宅」とは、不動産会社がまとめて購入した土地を分割し、その土地に建てられた建物とセットで販売されるタイプのものです。また、土地を購入してから自分好みの家をイチから注文して建てるタイプが「注文住宅」です。
「建売住宅」「分譲住宅」「注文住宅」と、それぞれの違いや特徴をみてみましょう。
分譲住宅とは?建売住宅との違い
分譲住宅とは、不動産会社が購入した広い土地をいくつかの区画に整理して、その土地(分譲地)と建物がセットになって販売されている戸建て住宅のこと。
きれいに区画整理された街並みに、見た目が同じようなデザインをした家が複数並んでいるのを見たことがないでしょうか?これが分譲住宅です。
分譲住宅と建売住宅の違いに関して、「土地と建物がセットで販売している」「間取りやデザインは最初から決まっている」という点でみると大きな違いはありません。ただし、「販売方法と土地の分割」という点では大きく違います。
分譲住宅と建売住宅の大きな違い
販売方法 | 土地の分割 | |
---|---|---|
分譲住宅 | 分譲地に複数の家を建てて番号を付けて販売。 | 広い土地をいくつかの区画に分割した土地(分譲地)に家を建築する。 |
建売住宅 | 土地と建物をワンセットにして販売。 | ひとつの土地に対してひとつの家を建築する。 |
建売住宅と注文住宅の違い
次に、建売住宅と注文住宅の違いも見てみましょう。
注文住宅とは?
そもそも注文住宅とは、文字通り「イチから注文して建てる新築戸建て住宅」のこと。設計方法の違いによって種類が分かれ、
- 世界にひとつだけの完全オーダー製の家づくり「フルオーダータイプ」
- 基本の住宅プランを自分好みにカスタマイズして建てる「セミオーダータイプ」
大きく2種類に分類されています。
注文住宅について詳しく知りたい方は、下記のページで特徴や種類、相場や費用の目安、注文住宅を建てる流れや手順をまとめています。こちらもあわせてチェックしてみて下さい。
建売住宅と注文住宅の違いとは?メリット・デメリットの比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
注文住宅 |
|
|
建売住宅 |
|
|
注文住宅と建売住宅を比べてみると、間取りの自由度や費用の大きさ、入居までの期間や手間の多さなど、大きく違います。
『建売住宅と注文住宅、自分に合ってるのはどっちだろう…。』
という方は、ページ後半のトピック、「建売住宅と注文住宅どっちがいい?」を参考にしてみて下さい。それぞれの向いている人の特徴を解説しています。
建売住宅のメリット
建売住宅の特徴や違いがわかったところで、具体的にどのようなメリットがあるのか見てみましょう。ざっくりまとめると以下の5つです。
- 安い値段で購入できる
- 建物を実際に見てから購入できる
- 打合せや手続きの負担が少ない
- 入居までの期間が短い
- 資金計画が立てやすい
1. 安い値段で購入できる
建売住宅のメリット、ひとつ目は「比較的安い値段で購入できる」ということ。
出展:住宅金融支援機構「2020年度フラット35利用者調査」
上記のグラフは、住宅金融支援機構が発表した「フラット35利用者調査」のうち、建売住宅と注文住宅(土地付き)の所要費用をまとめたグラフです。
建売住宅なら注文住宅(土地付き)と比べて「850万円」も安く購入できる
2021年の最新データによると、建売住宅を購入するのに掛かった費用は全国平均で「3,604.9万円」、一方で、土地付きの注文住宅を建てるのに掛かった費用は、全国平均で「4,455.5万円」という結果でした。
つまり、建売住宅は土地付きの注文住宅を建てるのと比べて「850.6万円」も安く購入できるわけです。
- 建築資材の大量発注で仕入れコストを安く抑える
- 打合せの時間を少なく人件費のコストを軽くする
- 同じ規格で建築されるので設計や申請にかける費用が少ない
- 仲介手数料が不要
など。
こうしたコストダウンの仕組みなどによって、建売住宅はお手頃な価格設定で販売されているのです。
2. 建物を実際に見てから購入できる
建売住宅のメリット、ふたつ目は「建物を実際に見てから購入できる」こと。
注文住宅を建てる場合、依頼先のハウスメーカーと「建築請負契約」を交わしてから「着工」⇒「工事完了」⇒「引き渡し」という手順を踏みます。一方、建売住宅を購入する場合、すでに完成された建物を見てから購入できるため、自分好みの間取りやデザイン、周辺環境や立地の条件などを吟味してから契約できるのです。
建売住宅なら「イメージと違った」という後悔を避けられる
マイホーム購入でよくある後悔のパターンが「実際に住んでみるとイメージと違った」「収納が少なく間取りが使いづらい」ということ。
建売住宅なら実物を見てから決められるため、こうした後悔を極力避けることができるのです。とくに、「日当たりや風通しの良さ」や「間取り・動線の使いやすさ」、「設備や仕様のグレード」なども事前にチェックできるのは大きなメリットと言えるでしょう。
3. 打合せや手続きの負担が少ない
建売住宅のメリット、三つ目は「打合せや手続きの負担が少ない」こと。
注文住宅を建てる場合、土地と建物を別々に購入する必要があり、その手続きも非常に複雑です。また、間取りや仕様なども細かく決められる分、ハウスメーカー担当者との打合せを何度も重ねる必要があります。
一方、建売住宅は「手続きがシンプルで打合せも少ない」です。
建売住宅なら「シンプルな手続き」&「打合せの手間も少ない」
建売住宅を購入する場合、土地代と建物代を別々に支払う必要がなく、売買契約時に手付金を支払って残りはローンで支払う形となるため、手続きが非常にシンプルです。
- STEP1:購入申込み ⇒ ローン仮審査 ⇒ 売買契約・手付金支払い
- STEP2:ローン本審査 ⇒ ローン契約 ⇒ 立ち合い
- STEP3:引き渡し ⇒ ローン実行 ⇒ 入居
また、土地だけでなく建物の外観・内観・間取り・設備などが整っている状態で購入するため、担当者と何度も打合せを重ねる必要もありません。
4. 入居までの期間が短い
建売住宅のメリット。四つ目は「入居までの期間が短い」こと。
注文住宅を建てる場合、「下準備」⇒「計画」⇒「設計」⇒「工事」⇒「完成」と大きく5つの流れで進めていき、短くても9ヶ月、長ければ1年以上の期間をかけて引き渡しがされます。それぞれの手順にかかる期間はさまざまですが、「土地探し」と「ハウスメーカー選び」に十分な時間をかける方が多いようです。
建売住宅なら最短1ヶ月、建築前でも4ヶ月ほどで入居可能
建売住宅を購入する場合、購入を決めてから必要な手続きを踏めばすぐにでも入居が可能です。完成されている建売なら最短で1ヶ月ほど、建築予定の物件でも4ヶ月ほどで入居ができます。
入居までの期間が短い分、新しいマイホームでの生活設計が立てやすいのも大きなメリットです。たとえば、妊娠や出産、お子さんの進学など、大きなライフイベントをきっかけにマイホーム購入を検討する方も多いはず。
建売住宅なら、こうしたライフイベントにあわせた住宅購入の計画を立てやすく、スムーズな新生活スタートを切ることができます。
5. 資金計画が立てやすい
建売住宅のメリット、五つ目は「資金計画が立てやすい」ということ。
建売住宅を購入する場合、土地代と建物代をあわせた価格がはっきりと決められているため、予算の設定や返済シミュレーションなどの「資金計画」が立てやすくなります。また、土地と建物の代金を含めた住宅ローンを一括で借りることができます。そのため、つなぎ融資のような余計な費用を払うことなく、金利の負担も抑えることができます。
建売住宅なら「予算オーバー」の心配も軽減できる
一方、注文住宅を建てる場合、追加の工事や設備のアップグレードの可能性をふまえて、ある程度の幅をもたせた予算設定をしなければならず、予算オーバーのリスクも十分考えられます。また、土地の購入時にはつなぎ融資でローンを組むケースが多く、竣工までの期間が長ければ長いほどつなぎ融資の金利負担も増えてしまいます。
建売住宅なら、価格がはっきりと決められているため資金計画を立てやすい上、つなぎ融資のような金利負担も抑えることができるのです。
建売住宅のデメリット
建売住宅のメリットが分かったところで、どのようなデメリットがあるのか見てみましょう。ざっくりまとめると以下の3つです。
- 間取りや設備、仕様を自由に選べない
- 似たような外観の家が多く、個性的な見た目にできない
- 家が建てられる過程を確認できない
1. 間取りや設備、仕様を自由に選べない
建売住宅のデメリット、ひとつ目は「間取りや設備、仕様を自由に選べない」こと。
建売住宅の多くは、建物部分がすでに完成された状態で販売されています。そのため、間取りや設備、仕様にいたっても自分好みにカスタマイズすることはできません。
また、広く買い手がつくように、万人受けするシンプルな間取りになっていることが多く、コスト削減のためにグレードが低めの設備が使われることもあります。
2. 似た外観の家が多く、個性的な見た目にできない
建売住宅のデメリット、二つ目は「似た外観の家が多く、個性的な見た目にできない」こと。
建売住宅の多くは、前もって「規格」によって決められた設計がされるため、完成した建物にはある程度の決められたデザインが採用されます。規格によって統一された設計がされることでコストを抑えられるメリットがある一方で、外観デザインには個性を出せなくなるのです。
建売住宅を購入して「後悔してる・恥ずかしい」という意見も
新築建売を勢いで購入しましたが、後悔ばかりで鬱状態になっています。あとで間取りやデザインが気になってしまって。もっと待ったら良い所が出てきたのに、なんでこんな家買っちゃったのだろうと、後悔しています。
何かアドバイスをお願いします…
出展:Yahoo知恵袋
3. 家が建てられる過程を確認できない
建売住宅のデメリット、三つ目は「家が建てられる過程を確認できない」こと。
注文住宅を建てる場合であれば、「着工 ⇒ 基礎工事 ⇒ 工事完了」と、家が建てられる過程をチェックできますが、建売住宅の場合はそうもいきません。
「あとになって不具合や施工ミスが見つかった」ということが無いように、事前にわかる範囲で性能・仕様を把握した上で、施工の第三者チェックを行うようにしましょう。
建売住宅の性能に満足できず、わずか数年で売却を検討する人も
建売住宅を購入して後悔してます。
建売住宅を勢いに任せて去年購入しました。
冬は寒いし夏は暑いし断熱がちゃんとなっているか分からない家です。
断熱の図面を出すようにお願いしても、断熱の図面がないと断れました。
クレーム対応も驚く程遅くて数週間も放置されてます。
我慢できないから子供の受験が終わって3年後位に売って買い変える予定です。
築5年以内に売るといくら位損しますか?出展:Yahoo知恵袋
建売住宅を購入して後悔しないためのポイント
先ほどご紹介した建売住宅のデメリットを踏まえた上で、「後悔しがちなポイント」と「後悔しないためのチェックポイント」をご紹介します。
建売住宅の暮らしで後悔しがちなポイント
建売住宅を購入して後悔しがちなポイントは大きく5つ。
- 日当たりが悪い
- 外観デザインの不満(恥ずかしい)
- 収納スペースが足りない
- 設備・部材・性能のグレードが低い
- 不具合・施工ミスが見つかった
建売住宅で実際に暮らしている方の体験談を交えてご紹介します。
1. 日当たりが悪い
建売住宅を購入して多く聞かれる後悔の事例が「日当たりの悪さ」です。
『内覧した時には気にもしなかったのに、いざ住んでみると日当たりが悪く、日中でも電気をつけないと暮らせない部屋がある状態。』
『手頃な価格設定だったので思い切って建売住宅を購入。ところが、ベランダからの日光はわずかに差し込む程度で、布団も干せず洗濯物の乾きが悪い。』
このような後悔の声が見られました。一部の体験談を抜粋すると、
建売を購入する際の日当たりについて
日当たりと家の価格は比例しますでしょうか?私は建売を購入したのですが、不動産屋だと見に行ける時間帯が決まってしまうので、思ったより日当たりがよくなくて悩んでいます。
日当たりは、7時~14時30分ぐらいで日陰ってしまいます。東側の道路沿いの物件ですが、道路は公道5.5mです。南側は、奥の2件の家の通路になっているので、車2台α分ぐらい隣の家と空いています。
同じ建売の物件で日当たりのよい物件があったのですが、変形地(三角地)で54坪くらいで階段を40段くらい登らないと家にたどり着けないのですが、どんな条件でも日当たりが一番良い物件にすればよかったかと後悔しています。
皆さんは、どう思われますでしょうか?
他の条件も考慮に入れますか?出展:Yahoo知恵袋
『物件の内覧時間に制限があって、時間帯を変えた日当たりの良さを確認できなかった。』とのことでした。不動産会社によっては対応がバラバラだと思いますが、日当たりの良さ(風通しの良さ)は注意深く確認しないと見落としやすいポイントです。
どの部屋が一番日当たりがよく悪い部屋はどこなのか?時間帯をかえて細かくチェックするようにしましょう。
2. 外観デザインの不満・恥ずかしい
建売住宅を購入して多く聞かれる後悔が「似たような外観デザインが多い」「建売と見分けがつくので恥ずかしい」という意見です。
私は見栄っ張りな性格です。数年前に一建設で建売り購入しました。
同じような外観はなく建売りバレないかな期待してましたが、一年の間に結構近所に一建設の建売り6棟 他のとこ3棟4棟 6棟と同じような同じの外観の家がいっぱい建つようになって、注文住宅ではないってバレそうで凄く恥ずかしいです。こんな近くで同じ外観とかとにかく安げに見えてしまって後悔してます。
同じような外観の家ばっかって安げに見えますよね?建売りバレてしまいますよね?私は見栄っ張りなので恥ずかしくて子供たちにも惨めな思いをやっぱり見栄っ張りな人は建売りは駄目だと思いますか?
出展:Yahoo知恵袋
『同じの外観の家がいっぱい建つようになって、注文住宅ではないってバレそうで凄く恥ずかしいです。』
外観デザインに個性を出しにくいという建売住宅(分譲住宅)のデメリットがある以上、これらのデメリットを納得して購入するしかありません。
3. 収納スペースが少ない
建売住宅に限った話ではありませんが、よくある後悔が「収納スペースが少ない(足りない)」という声です。
建売住宅の収納についてアドバイス下さい。
二階建ての建売住宅を購入します。
が、一階部分にほとんど収納がありません。4LDK、一階和室(押し入れあり)、約18㎡のLDK、脱衣所(収納なし、洗面台と洗濯機の間もほぼなし、洗濯機の上部壁には窓あり)2階3部屋(内1部屋は使用しないので物置部屋になります)は各部屋クローゼット。縦長の物入れ1つです。
収納がない住宅にお住まいの方、どんな風に収納してますか?
収納がない為、収納出来る家具を使用すると結局部屋が狭くゴチャゴチャしそうな気がします。出展:Yahoo知恵袋
収納スペースを確保するアイデアや工夫は数多くあります。
十分な収納スペースが備わっていない建売住宅だとしても、デッドスペースを上手く活用したり便利な収納グッズを取り入れてみるなど、工夫するようにしましょう。
4. 設備・部材・性能のグレードが低い
実際に住んでみないと見えてこない建売住宅の後悔が「設備・部材・性能の低さ」です。とくに、夏冬を通した室温の変化や近隣の生活音など、住み始めてみないことには分かりません。
『お隣さんから聞こえる大きな生活音が気になってしかたない。』
『勢いに任せて建売を購入しましたが、冬は寒くて夏は暑い。後悔しています。』
といった意見が見られました。
すべての建売住宅が低品質で性能が悪い。ということではありませんが、ローコストに建てられている以上、一定基準の品質・性能は確保できているものの高望みはできません。施工を手がけたパワービルダー、ハウスメーカーによって左右されるようです。
はじめまして。
私は建売が立ち並ぶ住宅密集地に住んでいる者です。隣の家の家族(夫婦と2歳の子供)は周りのことが考えられなく、声や生活音が大きい家族です。挨拶程度の仲です。その家から最近夜になると定期的にドンドンという音が聞こえてきます。子供の足音では無い気がします。太鼓のような音でドン×6と一定の速さで聞こえてきます。
毎晩毎晩聞こえてきてノイローゼになりそうです。なんの音だと思いますか?
どうやったら静かにしてくれるでしょうか?出展:Yahoo知恵袋
建売住宅を購入して後悔してます。
建売住宅を勢いに任せて去年購入しました。
冬は寒いし夏は暑いし断熱がちゃんとなっているか分からない家です。
断熱の図面を出すようにお願いしても、断熱の図面がないと断れました。
クレーム対応も驚く程遅くて数週間も放置されてます。
我慢できないから子供の受験が終わって3年後位に売って買い変える予定です。
築5年以内に売るといくら位損しますか?出展:Yahoo知恵袋
① 30歳台前半のとき、築年数の浅い(5年経過)中古の建売を買いました。 その後、10年経過した時点で子供も大きくなったので増築リフォームしました。 約800万円かかりました。
増築するために、壁の一部を解体したんですが、そのとき壁の内部を見てビックリして声が出ませんでした。 それは、見えない部分の材料が本当に貧弱なもので、多分、端材を有効利用したものだと思いました。 あと、断熱材もぞんざいに貼ってあって隙間だらけで、このとき、見た目はきれいでも”建売は建売”と実感しました。
② リフォームしたときの印象から、耐震性なども信頼出来なかったのと30年近く経つとどうしようもなくあちこちが劣化して来て、ガタが来ました(排水回り、破風、外壁などなど)。
そこで、結局、30年近く経ったときに注文住宅に建て替えました。
現在、目の前でも建売が3棟ほど建設中ですが、自分で注文住宅を作った経験がある今だと「建ってしまったら見えなくなってしまう基礎や基礎の養生、断熱、壁に隠れてしまう部分の材料、外壁下地などは、やっぱりそれなり」で、「値段が安いと言うことはこう言うところでバランスを取らざるを得ないんだろうな」と感じてます。
建売はやっぱり”30年くらい”と考えておいていいと思いますし、見えない部分の仕上げもコストダウンしてると思います。
でも、そのこと理解した上で、自分の年齢、収入、将来の生活スタイルなどを総合的に考慮して、消耗品の積もりで大きな期待をせずに建売を買うのもいいかと思います。
出展:Yahoo知恵袋
5. 不具合・施工ミスが見つかった
建売住宅を購入して比較的多く聞かれる後悔が「不具合・施工ミスが見つかった」また、「契約前に聞いていた話と全然違った」といった声です。
次のトピック「建売住宅で後悔しないためのチェックポイント」で詳しくご紹介しますが、床下や屋根裏のチェック、ドア・引出しなどの開閉確認、購入前には住宅診断(ホームインスペクション)の依頼も検討するようにしましょう。
住宅不具合
千葉市若葉区に、地元の工務店が建てた新築の建売を購入したのですが、家に不具合が有っても(シャッターが開かなくなった、ドアに隙間が出来た等)連絡しても、何もしてくれません。取次ぎの不動産屋も「連絡はしています」とだけ言われるのみです。
公の機関に相談する場合は、どこに連絡すれは良いのでしょうか。
また、効果的な交渉方法があれば教えて頂きたいです。出展:Yahoo知恵袋
建売を購入したのですが、お風呂のガスがエラーばかり、玄関ドアがおかしい、キッチンの壁みたいなとこに毛が挟まってるなどなど住んですぐにこのような不具合がありました。対応して直してもらいましたが
更に、住み始めて1ヶ月程なのですがお風呂の排水溝が臭過ぎてハウスメーカーに相談したのですが流したら直ると言われてドメストしたり何日もたつけどまだくさいままです。また後日風呂の排水溝は見にきてもらいますが、不具合あった方はどう対応されましか?家も服のように返品出来たらいいですが出来ないのが辛いです。
出展:Yahoo知恵袋
建売住宅を平成16年6月に購入しましたが 現在不具合が生じています どうしたらよいのでしょうか?
建売住宅を平成16年6月に購入しましたが 去年の暮れに分かったのですが 外壁が(四方)波を打っておりコーキングも切れており 雨水が中に入ってくるように思います。このままでいけばこの住宅は何年もつのでしょうか とても不安になります。どんどん外壁が反り返っていくように思います。住宅業者は仕方がないとのこと又外壁メーカーの責任ともとれる発言があり では外壁メーカーはというと 施工業者が所定の金具 コーキング材を使っていればこのようなことはないとのこと 双方が双方の落ち度による不具合とのこと ユーザーとしてはどうしたらよいのでしょうか?直してはもらえないのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
出展:Yahoo知恵袋
建売住宅を購入しました。 住み始めてから気づいたのですが 付いているはずの設備が付いてなく ハウスメーカーにクレームを入れたら 付けるがはじめから付いてるようには 付けられないと言われました。 泣き寝入りするしかないのでしょうか?
出展:Yahoo知恵袋
建築中の建売住宅を契約したのですが話が違ってとトラブってます。
契約した時は未だ基礎工事中だったので内装イメージとかは現地販売している不動産屋さんに説明してもらいました。
ですが完成内覧会で出来上がりを見たらキッチンと床の色が契約前の説明と全然違ってました。売主に言っても「言った言わないの水掛け論だから」と言われて話になりません。
他の不動産屋さんに話を聞きいたら「未完成で建売住宅を契約するとトラブルが多い」と言われました。契約前に聞いた内装イメージと話しが違うのは売主と不動産屋さんどっちの責任ですか?
売主は歌舞伎役者がCMしてる会社です。
出展:Yahoo知恵袋
こんな人は要注意!建売住宅はやめた方がいいタイプ
- 外観デザインにこだわりたい!個性を出したい方
- 理想の間取り・使いやすい動線に設計したい方
- 耐震性や断熱性など、家の性能にこだわりたい方
- 使いたい設備や建材が決まっている方
- 予算調整をしながら希望の家づくりを考える方
建売住宅のメリットとデメリットを比較して、建売住宅に向かないタイプの人は注文住宅の家づくりも選択肢に加えるようにしましょう。
建売住宅で後悔しないためのチェックポイント
「建売住宅で後悔しがちなポイント」をご紹介しましたが、実際に暮らしている方のコメントを見てしまうと不安になってしまう方もいるかも知れません。
しかし、建売住宅のデメリットや後悔の事例をふまえて、契約前(引き渡し時)にしっかりとしたチェックを行うことで様々なトラブルを避けることは可能です。では、建売住宅を購入して後悔しないためにはどんなコトに注意するべきか?チェックポイントをご紹介します。
- 希望する立地の条件を満たしているか?
- 広さや間取り、設備や仕様に満足できるか?
- 住宅の構造、品質や安全性に問題はないか?
- 十分なアフターサービスを受けられるか?
また、トピックの後半には「買ってはいけない建売住宅の特徴」もまとめていますので、あわせてチェックしてみて下さい。
1. 希望する立地の条件を満たしているか?
建物だけに注目するのではなく、希望する立地の条件を満たしているか?また、周辺環境の利便性や安全性にも目を向けて購入するかどうかを判断するようにしましょう。
- 土地の広さや立地に満足できるか?
- 通勤や通学しやすい交通アクセスが良好か?
- 子どもが安全に過ごせる環境かどうか?(とくに夜間)
- 洪水や地盤沈下などの災害リスクがある立地ではないか?(ハザードマップで確認)
2. 広さや間取り、設備や仕様に満足できるか?
建売住宅を購入する際は、家族全員がそこで生活をしているイメージを掴むことが大切です。とくに、実際に家具を配置することを想定して「窮屈にならないか?」「使いやすい生活動線になっているか?」「十分な収納・駐車スペースは確保できるか?」など。
- 部屋の数や広さに満足できるか?
- 備え付けの設備・仕様で満足できるか?
- 生活動線に配慮された間取りになっているか?
- 十分な収納スペースを確保できているか?
- 駐輪・駐車スペースを確保できているか?
3. 住宅の構造、品質や安全性に問題はないか?
建売住宅の後悔の事例でもお伝えしましたが、「不具合・施工ミスが見つかった」という声は意外と多く聞かれます。建具の建て付けや床下、天井裏までしっかりとチェックするようにしましょう。
とはいえ、一般の人がチェックしたからといって全ての不安が解消されるわけではありません。心配な方は「ホームインスペクション(住宅診断)」によるチェックをおすすめします。
- 建具(扉やドア)の建て付けに問題はないか?
- 天井裏で雨漏りはしていないか?
- 床下の断熱材が脱落していないか?
4. 十分なアフターサービスを受けられるか?
購入後に何か不具合があったときにどこまでサポートしてもらえるのか?「保証・サポート内容」を予め確認しておくようにしましょう。
基本、瑕疵については引き渡しから10年間の「瑕疵担保責任」が保証され、欠陥や不具合があったときには無償修繕を請求することができます。このほか、ハウスメーカーや工務店で独自のサポート基準を設けている会社もあるので、どのようなサポートを受けられるのか事前に知っておくと安心できます。
こんな物件には要注意!買ってはいけない建売住宅の特徴
- 点検口がない物件
- 建物の構造を書面で確認できない物件
- アフターサービスに期待できない物件
- 住宅性能表示が確認できない物件
- 周辺の物件よりも極端に安い建売住宅
- 建築確認済証と検査済証、地盤調査報告書の書類がない物件
建売住宅と注文住宅どっちがいい?
これまで、建売住宅のメリットとデメリット、また後悔しがちなポイントとその対策とご紹介してきましたが、それでも、
『注文住宅にするべきか?それとも建売住宅にするべきか?』
こんな悩みを抱えている方もいるかと思います。
最後に、「注文住宅が向いている人」または「建売住宅が向いている人」それぞれの特徴をご紹介します。ぜひ参考にして見てください。
注文住宅が向いている人の特徴
注文住宅の方が向いている人の一番の特徴は「住まい・暮らしへのこだわりが強い方」です。おしゃれな外観デザインに機能性を考えた間取り、耐震性や気密・断熱性、省エネ・創エネ住宅といった住宅性能の高さなど。
家づくりへのこだわりが強い方であれば、注文住宅を建てるという選択肢を優先して考えてみてもいいでしょう。
- 住まいへのこだわりが強い方
- すでに手元に土地がある方(候補が決まっている)
- デザインや性能にもこだわりたい方
- 家づくりに十分な時間と手間をかけられる方
建売住宅が向いている人の特徴
建売住宅の方が向いている人の一番の特徴は「予算を抑えて比較的早くマイホームを手に入れたい方」です。
お子さんの入学・入園に合わせた新生活のスタートを計画する人や、限られた予算の中で条件に合うマイホームを見つけたい方、また好立地な場所を生活拠点にしたい方など。このような方は建売住宅の購入が向いている人といえるでしょう。
- 予算を抑えてマイホームを購入したい方
- 実際に物件をみてから購入したい方
- 時間や手間を掛けずに家を購入したい方
- 好立地な場所に住みたい方
まとめ
「建売住宅」をテーマに、メリットやデメリット、分譲住宅・注文住宅との違い、建売を購入して後悔しないためのポイントなどをご紹介してきました。いかがでしたか?
『建売住宅と注文住宅、自分に合っているのはどっち??』
という方にはひとつの参考情報としてお届けできたのではないでしょうか?
建売住宅は、契約から引き渡しまでの期間が短く比較的安く購入できるメリットがある一方で、家づくりの自由度は低く外観デザインに個性を出せないといったデメリットも多く、実際に住み始めてから気付く後悔しがちなポイントも数多くあります。
あとになって「失敗した、後悔の連続」といったことにならないように、建売住宅のメリットとデメリットをじっくりと比較して、自分にあった家づくりの計画を立てるようにしましょう。
- 建売住宅とは?
-
建売住宅とは、すでに完成済み(もしくは完成予定)の建物と土地がセットで販売されている新築の戸建て住宅のこと。
一方、「分譲住宅」とは、不動産会社がまとめて購入した土地を分割し、その土地に建てられた建物とセットで販売されるタイプのものです。また、土地を購入してから自分好みの家をイチから注文して建てるタイプが「注文住宅」です。
- 建売住宅のメリット・デメリットとは?
-
建売住宅は、契約から引き渡しまでの期間が短く比較的安く購入できるメリットがある一方で、家づくりの自由度は低く外観デザインに個性を出せないといったデメリットも多くあります。
建売住宅のメリット- 安い値段で購入できる
- 建物を実際に見てから購入できる
- 打合せや手続きの負担が少ない
- 入居までの期間が短い
- 資金計画が立てやすい
建売住宅のデメリット- 間取りや設備、仕様を自由に選べない
- 似たような外観の家が多く、個性的な見た目にできない
- 家が建てられる過程を確認できない
- 建売住宅で後悔しがちなポイント
-
建売住宅は、比較的安く手間や時間を掛けずに購入できる一方、デメリットも多く「実際に住み始めてから後悔した」という声も多くみられます。
建売住宅を購入して「失敗・後悔」ということが無いように、前もって後悔しがちなポイントを抑えておきましょう。
建売住宅で後悔しがちなポイント- 日当たりが悪い
- 外観デザインの不満(恥ずかしい)
- 収納スペースが足りない
- 設備・部材・性能のグレードが低い
- 不具合・施工ミスが見つかった
こうした建売住宅の後悔は、契約前(引き渡し時)にしっかりとしたチェックを行うことで様々なトラブルを避けることは可能です。建売住宅を購入して後悔しないためにはどんなコトに注意するべきか?チェックポイントに関してはコチラを参考にして見てください。
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注文住宅カタログには、理想の家づくりに役立つ"住まいの工夫"や"暮らしのアイデア"が一冊の資料にまとめられています。
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